ロレックスマラソン 1
ロレックスを求めて正規店を回る事をロレックスマラソンと言うらしい。
いつからかロレックスが正規店で買いづらいと言う噂は耳にするようになった。
私は大学の頃に初めて機械式時計を買ったのだが、その時はロレックスにオヤジブランドのようなイメージを持っていた為、女子ウケ狙いの宝飾ブランドにしか興味が無かった。
その後、デカ厚のパネライを使用するようになって時計は人生でもう買わないと思っていたが、ふとしたキッカケでロレックスを探す事となる。
ある日、デパートの時計売り場に偶然立ち寄った際、パネライの店を冷やかした。
すると、自分好みのモデルがデパートの外商カードで10%オフになると説明を受けた。
実はコロナ禍の副業でへそくりが結構貯まったので、時計を買っても良いかもと心の底で思っていたのだ。
帰宅して妻に相談したところ、好きにしたらいいと思うけど、どうせ買うなら王道のロレックスを一本は買ったら?
今までロレックスを欲しいと思った事が無かった。サブマリーナは自分好みのデザインだが、値段が高い。デイトナは盤面がごちゃごちゃしてて好みでは無い。などなど。
あと、転売して儲かるからほとんど買えないというイメージがあった。
しかし、確かにいい歳なんだから1本は持っていてもいいかも。
そのように思ってロレックスを探す旅に出かけたのだ。