ロレックスマラソン4
前回、ロレックスにおいて初めて接客を受ける権利を得た事までを記載した。
そもそも、なぜロレックスはそんなに買う事が困難になったのか。
それはリセールバリューにある。
ちなみに、私の学生時代はサブマリーナが40万〜50万くらい、エクスプローラー1が30万前後だったように記憶している。
ちなみに、フランクミュラーが分かりやすい高級時計だった。
特に、宝飾メーカーがユニセックスなサイズ、デザインのモデルをリリースしており、ブルガリのブルガリや、カルティエのパシャが人気だった。
私も最初の機械時計はパシャのメリディアンという地球儀を模したデザインの38mmの時計だった。当時、親にしつこくパシャメリディアンの良さをプレゼンしており、親はブランドに全く興味がないのだが、親の友人が海外旅行に行った際、欲しいと言ってた時計あるよと電話してきてくれ、代理で買ってもらった。
確か36万位だったと思う。
パシャは親に買ってもらった時計でもあり、今も大事に手元に残している。娘が高校生位になったらオーバーホールして引き継ぎたい。
話がそれてしまったが、ロレックスの並行店価格はすごい事になっている。
当時40万位で買えたサブマリーナが中古で120万とか、現行品も134万が200万前後で買い取られたりしている。
つまり、サブマリーナ黒デイトは正規店で買って二次流通させれば60万円くらい儲かるのだ。
GMTマスターIIのステンレスは100〜150万、
デイトナに至っては200〜300万の利益になる。
そりゃ転売屋さん達が本気になるよなと。
そしてロレックスは転売屋に売りたくないわな。
ロレックスの買い方を教えますって怪しい情報商材が存在する理由もわかった。
ロレックスマラソンのコツが書かれているwebサイトには、店員さんと仲良くするコツ、転売ヤーに思われないようにする方法など、卑屈な情報が溢れている。
まるで仕事のように。
ロレックスランナーは営業の仕事に似ている。
仕事も嫌なのに、小市民にとって高級時計を買うのも仕事並みの気遣いが必要な所が日本人らしいなと思った。
なので、これは仕事と割り切る事にした。